ベーリンガーインゲルハイム、2023年における力強い成長を発表                開発後期段階のパイプラインを加速

和訳リリース,
  • 医療用医薬品事業の売上高は前年同期比10.3%*増の208億ユーロ、ジャディアンス®とオフェブ®が牽引 
  • アニマルヘルス事業の売上高は前年同期比6.9*増の47億ユーロ、新製品の上市が貢献
  • 研究開発費は前年同期比14.2%増の58億ユーロ

当プレスリリースについて
この資料は、ドイツのベーリンガーインゲルハイム(Boehringer Ingelheim GmbH)が4月16 日に発表したプレスリリースをもとに日本語に翻訳したものです。なお、日本の法規制などの観点から一部、削除、改変または追記している部分があります。この資料の内容および解釈については英語のオリジナルが優先することをご了承ください。

報道関係者向け情報
このホームページでは、国内の報道関係者の方々を対象に、ベーリンガーインゲルハイムジャパングループ各社の情報ならびに関連情報をご提供しています。一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。

2024年4月16日 ドイツ/インゲルハイム
ベーリンガーインゲルハイムは本日、主要な研究開発領域におけるピボタル試験が計画通りに進展し、2023年にパイプラインが大幅に加速したことを発表しました。研究開発投資額は、58億ユーロ(前年同期比14.2%増)となり、売上高の22.5%に相当する大きな割合を占めました。2023年のベーリンガーインゲルハイムグループの売上高は、256億ユーロ(前年同期比9.7%*増)となりました。これは医療用医薬品事業とアニマルヘルス事業における売上高の成長(医療用医薬品事業:前年同期比10.3%*増、アニマルヘルス事業:前年同期比6.9%*増)に牽引された結果であり、両事業の成長率は、ともに市場の成長率を上回りました。

2023年には、米国で米国食品医薬品局(FDA)からファストトラック指定5件、ブレークスルーセラピー指定1件、欧州で欧州医薬品庁(EMA)からPRIMEスキーム1件を取得しました。当社は、心腎代謝疾患、オンコロジー、呼吸器疾患、免疫疾患、メンタルヘルス、網膜疾患領域の研究開発に重点を置き、患者さんのアンメットニーズの高い領域で画期的な治療法を提供するパイオニアになることを目指しています。

ベーリンガーインゲルハイム取締役会会長のフベルトゥス・フォン・バウムバッハは、次のように述べています。「当社のパイプラインがそれぞれの疾患領域においてバランスよく、順調に進展していることを喜ばしく思います。私たちは、さまざまな新しい治療法の開発を加速させ、最良かつ最速の方法で患者さんにお届けすることを決意しています。それにより、患者さんに貢献するだけでなく、ヘルスケアシステムをより公平で良いものにすることが私たちの使命です」

医療用医薬品事業のポートフォリオが力強い成長を示す
ジャディアンス®は、2型糖尿病ならびに慢性心不全の治療薬として用いられており、2023年の売上高は、ジャディアンス®ファミリーとして74億ユーロ(前年同期比31.0%*増)と好調を維持しました。特発性肺線維症と線維化を伴う一部の間質性肺疾患(日本においては、全身性強皮症に伴う間質性肺疾患および進行性線維化を伴う間質性肺疾患を含む)の治療薬であるオフェブ®の売上高は、35億ユーロ(前年同期比12.8%*増)となりました。

また、ジャディアンス®は欧州と米国において、3番目の適応症となる慢性腎臓病の治療薬としての承認を取得しました。世界中で、約8億5千万人が慢性腎臓病に罹患していると推定されています。ジャディアンス®は、10億人を超える人々の心腎代謝疾患の管理に貢献できる可能性があります。

医療用医薬品事業の研究開発へ高い水準の投資を継続
開発後期段階のポートフォリオに含まれる化合物の研究開発は、オンコロジー、心腎代謝疾患、メンタルヘルス領域で大きく加速しました。ブリギマドリンは、これまで治療選択肢が限られていた希少がんである脱分化型脂肪肉腫を対象とした主要な臨床試験に進みました。Zongertinibは、初期臨床試験の良好なデータに基づき臨床開発が加速しました。Survodutideは、metabolic dysfunction-associated steatohepatitis(MASH)による肝疾患を対象とした第2相臨床試験において画期的な結果を示し、さらに肥満症を対象とした臨床試験においては第3相臨床試験に進みました。

2023年の医療用医薬品事業の研究開発投資額は52億ユーロに増加し、医療用医薬品事業の売上高(208億ユーロ)の25.1%を占めました。さらに、ベーリンガーインゲルハイムは、人工知能(AI)の活用など新たな機会を得るため、研究開発におけるデジタル技術やITへの投資も強化しました。

財務・グループファンクション担当取締役のミヒャエル・シュメルマーは、次のように述べています。「当社は2023年に、業界トップクラスの水準で研究開発への投資を行いました。私たちは、パイプライン全体を通じてイノベーションを可能な限り早く患者さんにお届けするために、今後も高い水準の研究開発投資を継続することをコミットしています。当社の53,500人を超える社員は、私たちの日々の取り組みが患者さんの生活に真の変化をもたらすと信じています」

アニマルヘルス事業は新製品の上市により力強く成長
アニマルヘルス事業の2023年の売上高は47億ユーロ(前年同期比6.9%*増)となり、ペットや馬、ライブストック(産業動物)分野において市場シェアを拡大しました。ペット用寄生虫駆除薬やペット用治療薬、ワクチンなど、多様なポートフォリオにおける需要拡大が成長を牽引しました。当社アニマルヘルス事業トップ製品である、ソフトチュアブルタイプの犬用寄生虫駆除薬ネクスガード®は、12億ユーロ(前年同期比17.2%*増)となりました。  

2023年、ベーリンガーインゲルハイムは4つの新製品、すなわち、猫の糖尿病治療薬のSENVELGO®、ノミおよびマダニ、回虫、鉤虫の駆除および犬糸状虫症(フィラリア)の予防ができる犬用ラインナップNexGard® PLUS、ノミおよびマダニと回虫、鉤虫、条虫の駆除及び犬糸状虫症(フィラリア)の予防ができる猫用ラインナップのNexGard® COMBO、犬のノミおよびマダニの駆除ができる非処方薬の犬用チュアブル錠FRONTPRO®を上市しました。これらの新製品が売上増に寄与しました。

設備投資への注力を継続
当社は昨年、今後の成長のために5年間で70億ユーロの設備投資を行う計画を発表しました。この計画のもと、2023年の設備投資額は12億ユーロに達しました。ドイツにおいては主に、インゲルハイムのケミカル・イノベーション・プラントやバイオマス発電所、ビーベラッハのバイオロジカルズ開発センターなどに投資を行いました。過去5年間で、ベーリンガーの設備投資額は60億ユーロに達し、そのうちドイツ国内への投資額は29億ユーロを占めました。

サステナブル・ディべロップメント
当社はサステナビリティに関するプログラムをさらに進化させ、社会と環境に最も貢献できる分野である健康の公平性により深く焦点を当てました。重要な取り組みとしては、発展途上にある地域における非感染性疾患の医療保険適用を目指す官民パートナーシップであるDefeat-NCDや、155カ国の1,600万人の脳卒中の患者さんが最適な治療を受けられるよう支援し、世界最大の脳卒中に関するコミュニティとなった「Angels」イニシアチブなどが挙げられます。「STOP Rabies (狂犬病)」イニシアチブでは昨年、流行国で4,320万回分のワクチンを提供し、そのうち8,000回分はケニアの農村地域へドローンによる配送を行いました。

2023年、ベーリンガーインゲルハイムは、製薬業界におけるグローバルレベルの先駆的かつサステナブルな変革への取り組みが評価され、German Sustainability Awardを受賞しました。また、当社の脱炭素戦略が2015年のパリ協定に沿ったものであることが、Science Based Targetイニシアチブによって認定されました。

見通し
当社は医療用医薬品事業において、今後12〜18ヶ月の間に新たに10件の第2相および第3相臨床試験を開始する予定です。そして、2030年までに25の新たな治療薬の上市を目指しています。アニマルヘルス事業では、2026年まで市場全体で製品リニューアルや適応拡大、新製品を含む20の新たな製品の上市を見込んでいます。2024年の収益は、為替とその他の影響を考慮した上で、前年同期比でやや増加すると予想しています。

*売上高成長率は為替影響調整後

 

ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムは、人と動物の健康に取り組むバイオ製薬企業です。研究開発において業界トップクラスの投資を行い、アンメットメディカルニーズの高い分野で画期的な治療法の開発に注力しています。1885年の創業以来、ベーリンガーインゲルハイムは株式を公開しない独立した企業形態により長期的な視点を維持し、バリューチェーン全体にサステナビリティを組み込んだ活動を行っています。より健やかでサステナブルかつ公平な未来を築くため、53,500人以上の社員が130ヵ国以上で事業を展開しています。

詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.com/jp/
(ベーリンガーインゲルハイム ジャパン)

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