東海国立大学機構と日本ベーリンガーインゲルハイム、 One Medicineによる創薬・先端医療研究の革新及びSharing Medicineの実現を加速させることを目的に、人獣共通医療学(Sharing Medicine)分野に関する包括連携協定を締結

日本/東京,

報道関係者向け情報
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国立大学法人東海国立大学機構(注1)(以下、東海国立大学機構)と日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(注2)(以下、ベーリンガーインゲルハイム)は、ヒトと伴侶動物(コンパニオンアニマル)のWell-beingの実現に向けた取組み(One Medicine(ヒトと動物の疾病は共通という捉え方)による創薬・先端医療研究の革新及びSharing Medicine(人獣共通医療学)の実現)を加速させることを目的に、人獣共通医療学分野に関する包括連携協定を2024年2月15日(木)に締結いたしました。
東海国立大学機構のOne Medicine創薬シーズ開発・育成研究教育拠点(注3)(以下、COMIT)が目指す医学・獣医学を融合させた新たな比較医学に基づく創薬・先端医療研究の革新と、ヒューマンヘルスとアニマルヘルスに注力するベーリンガーインゲルハイムの知見やグローバルネットワークが組み合わさることにより、他に類を見ない産学連携が生まれ、One Medicineによる創薬・先端医療研究の革新とSharing Medicine実現が加速し、ヒトと伴侶動物のWell-being社会創生が期待されます。
この産学連携では、ヒトならびに動物の疾病の予防、治療に資する医薬品を創出し、Sharing Medicine を介して、創薬・先端医療研究を強力に推進し、疾病の予防や治療、診断に資する革新的な医薬品・医療機器の創出を目指します。また、がんや神経疾患、生活習慣病等からヒトやヒトが共に暮らす伴侶動物の生命を守り、健康なヒトと伴侶動物が共生する社会の実現に取り組んでいきます。
両者は、本包括連携協定に基づき、互いの高度な研究成果、最先端情報、国内外のネットワークを相互に活用してOne Medicineによる創薬・先端医療研究の革新及びSharing Medicineの実現を加速させ、ヒトと伴侶動物のWell-being社会の実現に貢献していきます。

【包括連携協定の対象分野】
One Medicineによる創薬・先端医療研究の革新とSharing Medicineの実現

本包括連携協定に基づき、両者は「ヒトと伴侶動物のWell-beingの実現に向けた取組み(One Medicineによる創薬・先端医療研究の革新とSharing Medicineの実現)」という、他に類を見ない共通の理念・ゴールを持つ産学連携として、研究成果共有や最先端情報交換等を通じて友好信頼関係を構築・醸成します。続いて、将来的に連携の高度化(疾患領域・課題レベル連携へ拡大)及び連携の水平展開(COMITから東海国立大学機構レベルの連携へ拡大)を視野に、両者連携して医学と獣医学を One Medicineの視座のもと融合し、Sharing Medicineという新たな学術領域確立を目指します。最終ゴールとして、ヒトと動物で発症する疾患の共通点・相違点の把握を含めた本質的な病態機序の理解により、医学・医療を革新的に進歩させ、疾病の予防・克服において大きな社会変革をもたらします(図1)。

One Medecineによる創薬・先端医療研究の革新とSharing Medicineの実現

図1.One Medicineによる創薬・先端医療研究の革新とSharing Medicineの実現

 

【注釈】
(注1) 国立大学法人東海国立大学機構:本部 名古屋市千種区、機構長 松尾 清⼀
(注2) 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社:本社 東京都品川区、代表取締役会長 兼 社長 ヤンシュテファン・シェルド
(注3) One Medicine創薬シーズ開発・育成研究教育拠点(COMIT):拠点長 矢部大介

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